<産経フォトから>地方議員、手話法求め結束 聴覚障害者らが議連設立
聴覚障害者が手話を使って生活しやすい社会に向け、超党派の地方議員が26日、参院議員会館で推進議員連盟の設立総会を開いた。
「手話言語法」制定を働き掛け、学校で手話を学ぶ機会の保障や、災害時の手話による情報収集の支援を狙う。
条例を制定済みの自治体もあるが、国の法整備は進んでいない。
聴覚障害のある議員も参加した。
議連には、全国の約60人の地方議員が名を連ねた。
総会には「筆談ホステス」として知られた東京都北区議の斉藤里恵氏や札幌市、千葉県流山市、香川県の議員が出席。
世話人の一人で聴覚障害がある埼玉県戸田市議の佐藤太信氏は「医師の理解不足で病院の手話通訳の導入が遅れているなど、問題が多い」と強調。
発起人で東京都豊島区議の永野裕子氏は「単にコミュニケーション手段ではなく、一つの文化として手話を尊重できるようにしたい」と話した。
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