手話通訳や字幕を全てのテレビ番組に出して震災時の情報保障をもっと確実にして!!
東北大震災後のニュースをみた、耳が聞こえない子供を持つママさんの言葉ですが、今回の大阪北部の地震に関しても同じことがいえるので、載せます。
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東北大震災では、多くの聞こえない人が「何が起きたのかわからず」逃げ遅れて亡くなっています。
町の有線放送などは、聞こえない人にはわかりません。
だから、家の中にそのままいて、亡くなった方もいっぱいおられます。
また、東北大震災・熊本での地震などで避難所生活で、聞こえない人たちは拡大器による放送も聞こえず、必要な情報でさえ、まったく分からない状態だった。
「水が入りましたので、この場所に来てください」
「パンが8:00~10:00までの間にここで配られます」
こんな情報も聞こえません。
寒くて、何も飲めなくて食べれなかった人たちもいたことを、もっと知ってほしいです。
パン1個をもらいにも行けない。
熊本地震で避難した障害者が語る「置き去り」の感覚
「熊本地震の被災地で、障害者は見えない存在になってしまった」
自らも被災した専門家や当事者たちは、そう語る。
日常生活でさえ一般の人たちより困難な障害のある人たちは、災害時にどんな避難生活を送っていたのか。熊本地震から半年が経った。
その実態を知ると、さまざまな課題が浮かび上がってくる。
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-耳が聞こえない子をもつ母親の言葉-
総理官邸での官房長官の記者会見では、手話通訳士が登壇したのに、話が始まると官房長官のアップになって、私がみたテレビ局では、手話通訳士は完全に画面からはずされました。
できればカメラマンさん。
手話通訳士を映してほしいです。
制作の方々なのかな。
完璧じゃなくてもいいから、テロップを一刻も早く出してほしいです。
8時半時点で、まだ、『つなみ!にげて!』しか出ていません。
聴こえる私たちが得ている情報量と、違いすぎると思うのです。
アナウンサーさん。
伝えないといけないことがたくさんあることは、わかっています。
聴こえにくい以外に、いろいろなハンディがあることもわかっています。
でも、お年寄りや、車いすの方や、視覚にハンディのある方は、周りから見てわかってもらいやすいのです。
聴こえにくいハンディは、周りからみてわかりにくい。
同じ情報を繰り返すのも大事だけれど、そのうち30秒でもいいから、
「周りに聴こえにくい方がおられたら、身振り手振りでもいいので、避難するように、伝えてください」
と言ってもらえないでしょうか。
聴覚にハンディがあっても、若い人たちは、SNSで、情報収集できているかもしれません。
でもお年寄りの聴覚障がいの方や、高齢で耳が遠くなっている方々は、テレビが大切な情報源だと思います。
テレビ局の役割って、絶大だと思うのです。
色々な人の意識を変えることができると思うのです。
多くの人の命を救うことができると思うのです。
局によっても対応が違うんだと思います。
字幕については、即時対応できる体制ではないんだと思います。
それぞれに事情もあるのだとも思います。
誰も悪くない。
でも、ここからでいいから、情報難民を、一人でも減らしてほしい。
情報保障は特別扱いではなく、配慮だと思っています。
ましてやこういう状況においては、命にかかわる配慮。
昨日、「言っても変わらないから。」と、人間関係であきらめかけている友人の話を聞きました。
本当にそうだろうか。
大きな大きな相手ですが、私はテレビ局に対して、お願いすることをあきらめません。
*完ぺきではなくてもいいからテロップを。
*手話通訳士を画面からはずさないで。
*聴覚障がい者に対するアプローチを一言いってほしい。
見ていたテレビ局の視聴者センターに、電話しました。
すぐには変わらないかもしれないけれど、諦めたくないのです。
私の息子は聴こえません。
成人し、一人暮らしをしています。
彼だけを守りたいんじゃないのです。
彼を育ててくる中で知ったこと。
それまで気づきもしなかったことを、教えてもらっているので、わたしにできること。
小さくてもあきらめたくないのです。
どうかテレビ局の方の目にとまるように。
今回の地震・津波の問題だけではありません。
これからの報道に関しても、ずっと続くお願いです。
これを読んでくださったのがいつであっても、シェアをお願いできたらうれしいです。
そしてどうか、全地域、被害がありませんように。
お祈りしつつ、投稿します。
引用画像URL→http://www.tkgb.jp/jfd/telecast.html
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