大分県からです。災害時の視覚・聴覚障害者たちへの対応などが書かれているマニュアルがダウンロードできます。

聞こえない人、聞こえにくい人、見えにくい人、見えない人、
聞こえる人、見える人、どなたでも、大変役立つことばかりです。
他県の方でも、参考としてご一読ください。

◆「聞こえない・見えない聞こえない人の防災・支援マニュアル」

http://www.toyonokuni.jp/pdf/bousai.pdf

全文DLできます。

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◆聴覚障害者 防災のすすめ 県協会などがマニュアル

2018/07/16 15:30 大分合同新聞

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/07/16/130541656

県聴覚障害者協会(大分市)などは、聴覚障害者の防災対策や支援方法をまとめたマニュアル(A4判20ページ)を作った。

日頃の備えや心構えのほか、避難所でのコミュニケーション方法といった災害時に役立つ情報を掲載。非常持ち出し品のチェックシートなど実用的なページも。

支援する側が知っておくべき知識も盛り込んでいる。

2016年4月の熊本・大分地震を機に、聴覚障害者でつくる同協会は災害に備える学習会を開催。

反省や教訓から学ぶ中、災害時には音声で情報が伝わらないことで避難が遅れたり、さまざまな困難が生じることに危機感を強めた。

県難聴者協会などに呼び掛け、昨年11月から計7団体でマニュアル作りに向けた委員会を設けて内容を検討。6月末に完成させた。

名称は「聞こえない・見えない聞こえない人の防災・支援マニュアル」。

日頃の備えとして

(1)防災訓練や学習会への参加

(2)避難所の確認

(3)連絡方法の決定

(4)自分に必要なヘルプカード作製―などを列挙。

避難所では責任者や周囲の人に聴覚障害者であることを伝える重要性を指摘している。

避難所での情報収集法、補聴器の電池や障害者手帳といった非常持ち出し品のチェックリスト、指さしで意思を伝えられる五十音表なども載せている。

支援者向けのページでは、聴覚障害者が避難時や避難所で直面する困り事を挙げて、どう対応すればいいかを示している。

県聴覚障害者協会が約15万円をかけて、千部を発行。関係者や自治体などに配布しており、同協会のホームページでも見ることができる。

同協会は「災害時は隣近所など身近な人が心強いサポーターとなる。

マニュアルを活用し、多くの人に支援法を知ってほしい」と呼び掛けている。 

※この記事は、7月16日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています